事業内容
Decentroは、インド企業と銀行を決済および融資ワークフローで結びつけるAPIインフラを構築している。
狙い
稼働中のローン回収スイートを自社開発ではなく買収によって保有することで、Decentroは銀行やNBFCに対し、融資APIから返済までの一連の流れを提供できるようになる。
創業の経緯
Decentroは2020年にPratik DaudkhaneとRohit Tanejaによって設立された。2022年には470万ドルのシリーズA資金を調達し、事業開発、プロダクト、オペレーション、技術の各分野で人材を採用し、新たな製品カテゴリーを立ち上げる計画だった。
出来事
2023年7月19日、Decentroはムンバイ拠点のNeowise Technologiesを買収した。Neowiseは2020年にRohit RamachandranとSiddarth Padmanabhanによって設立され、与信ソリューションと債権回収サービスを提供していた。買収額は非公開で、現金と株式による取引であり、Decentroにとって創業以来初の買収となった。DecentroはNeowiseの債権回収ダッシュボードを引き継ぎ、決済および融資ワークフローの統合を計画し、銀行およびNBFC向けサービスとして債権回収事業に参入した。Neowiseは完全子会社として運営され、両チームは独立して業務を継続している。
前提となる事実
インドのNBFCや貸し手にとってローン回収は依然として手作業に大きく依存しており、Decentroの融資APIのすぐ隣に自動化の空白が存在していた。
これはDecentroにとって2020年の創業以来初の買収であった。同社は回収スイートを自社開発するのではなく、稼働中のスイートとチームを買い取る道を選んだ。
Neowiseを完全所有かつ独立運営の子会社とする現金・株式構成により、創業者チームはそのまま留まり、統合リスクは低く抑えられる。
応用できる教訓
バーティカルなAPI金融テック企業は、いずれ隣接する地味なワークフロー、すなわち回収に直面する。稼働中のスイートとそのチームを買収する方が、自社開発のダッシュボードを銀行に信頼させるより速い。
その後
2023年7月19日の発表時点で、NeowiseはDecentroの完全子会社として運営され、両チームは独立して業務を継続する一方、Decentroは決済および融資ワークフローの統合を進め、債権回収ダッシュボードを銀行およびNBFC向けサービスの一部に組み込んだ。Tanejaは、Neowiseの回収スイートは融資セクターを支援するという同社のビジョンと「シームレスに整合する」と述べた。Inc42独自の集計によれば、インドには4,200社超の活動中の金融テックスタートアップがあり、そのうち660社超が資金調達済みで、資金調達環境の冷え込みにもかかわらず2021年から2023年上半期にかけて148億ドルが投資された。
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出典
- Y Combinator-Backed Decentro Acquires SaaS Fintech Neowise Technologies Inc42 · inc42.com ·