会場や雇用主とCOVID-19のワクチン接種記録や検査結果を保存・共有するためのカルガリーのアプリ。

政府のシステムではなく民間アプリがアルバータ州の事実上のワクチンパスポートになり得るという前提——「AIとブロックチェーン」によってその記録が信頼でき改ざん不可能になるとされた。

カルガリーの創業者兼CEOであるザキル・フセインは、州にまだデジタルパスがなかった時期に、民間のワクチン接種証明アプリとしてPortpassを構築し、カルガリー・スポーツ・アンド・エンターテインメント社はフレイムズ戦とスタンピーダーズ戦での利用を推奨した。

地元のウェブ開発者コンラッド・ヨンは、無作為に選んだ市長候補者の写真を自分の運転免許証としてアップロードし、続いて俳優の名前を使った偽のワクチン接種記録をアップロードしたところ、Portpassはそれを正当なものとして「確認済み」とした。ヨンは、セキュリティ証明書の検証が行われていないこと、バックエンドに公開状態で到達できること、サイトはデータがカナダ国内に留まると謳っているにもかかわらずデータがオハイオ州のアマゾンのデータセンターでホストされていること、そして宣伝されていたAIとブロックチェーンの証拠が一切ないことを発見した。アプリの提携先として名を挙げられていたCanadian Digital Health NetworkはPortpass自身にリンクしており、404ページを返していた。CBCがフセインに電話をかけると、彼はインタビューの途中で電話を切り、その後の問い合わせにも応じなかった。

中核となる確認機能は確認を行っていなかった。偽造IDと捏造された記録が正当なものとして通過した。

カナダ国内のデータ所在、AIとブロックチェーンによるチェックといったセキュリティ上の主張は、実際にホストされ出荷されていたものと矛盾していた。

アプリの信頼性は、名を挙げられた医療ネットワークの提携先に依存していたが、その提携先自身のウェブサイトはPortpassを指し示し、リンク切れを返していた。

CEOは調査結果を突きつけられると録音されたインタビューを放棄し、アプリが公の場で機能不全に陥る中で会社は沈黙した。

同社は配布を会場運営者の推薦に賭けたが、1回の試合当日の負荷に耐えられる信頼性を備えていなかった。

実際には出荷していない技術——AI、ブロックチェーン、国内データ所在——を主張すれば、好奇心旺盛なユーザーが1人内部を覗いた瞬間に崩壊する。配布パートナーのロゴはデューデリジェンスではない。

CBCの電話から数時間以内に、ユーザーには名前の代わりに「undefined undefined」と表示された灰色の画面が現れた。2021年9月26日のフレイムズのプレシーズン戦の2時間足らず前、同社は「技術的な問題」が発生しているとツイートし、チケット保有者に印刷した記録を持参するよう伝えた。ファンからはサドルドームの外で足止めされたとの報告があった。ヨンはその後、「スパムツイート」について警察官を名乗る人物から電話を受け、バッジ番号を告げられたが、カルガリー警察はその番号は存在しないと述べた。Portpassはその後のコメント要請に応じなかった。

出典をたどる

出典

  1. Private vaccine verification app Portpass sparks privacy, security concerns CBC News · cbc.ca ·