事業内容
AIの研究・製品開発:基盤的な能力から出発し、利用を通じてパラメータを継続的に更新することで成長する「遍在型AGI」を開発しており、2026年に消費者向け製品の投入を計画している。
賭けの内容
遍在型AGIへの賭け:個人や組織向けの低データ・継続学習型AIにより、米国・中国に次ぐ第三極となることを目指す。
初期資本
第三者割当増資による初回ラウンド80億円(2025年11月12日、三菱UFJ銀行が主導し、三井住友銀行、SBIグループ、博報堂DYベンチャーズが参加)
設立の経緯
2025年3月27日、松尾豊氏と石橋準也氏が東京都千代田区にThird Intelligenceを設立し、松尾研究所が進めていたAI開発事業の一部を切り出した。約40名の研究者・エンジニアが移籍した。6月には自社AIの開発を正式に開始した。同社が公表した設立趣旨は、フロンティア基盤モデルが少数の世界的テクノロジー企業の手に集中し、競争上・地政学的な要因による利用制限が生じているため、日本には独自のAGIの選択肢が必要だというものであった。
その後の展開
2025年11月12日、同社は第三者割当増資による初回ラウンド80億円を完了した。三菱UFJ銀行が主導し、三井住友銀行、SBIグループ、博報堂DYベンチャーズが参加した。資金はAI研究者・エンジニアの採用と自社モデル開発の加速に充てられた。2026年2月には博報堂DYホールディングスが同社との資本業務提携を発表し、同社が運営するFUTURE DESIGN FUNDが投資を完了した。Forbes Japanは2026年7月に、同社の創業1年目の企業価値が1100億円に達したこと、2026年中に消費者向け製品を投入する計画であること、当初から米国市場を視野に入れていることを報じた。
成立の条件
松尾氏の学術的評判と石橋氏の起業経験が補完し合い、松尾研究所出身の40名のチームを擁する。
遍在型AGIは、計算資源競争ではなく、誰もが使える成長可能なAIという新たなパラダイムに賭けている。
銀行主導の資金調達は、短期的なリターンではなく長期的なインフラへの賭けを示す。
リスク:概念先行で製品はまだなく、今後の資金調達は検証にかかっている。
応用可能な点
計算資源競争に勝てない場合には、個人向けの継続学習型AIへ転換し、VCだけでなく銀行からの資金調達を模索する。
その後
2026年9月1日時点で、Third Intelligenceには製品がなかった。同社は2025年11月12日に三菱UFJ銀行が主導し、三井住友銀行、SBIグループ、博報堂DYベンチャーズが参加した80億円のラウンドを完了した。博報堂DYホールディングスは2026年2月16日に提携を発表した。Forbes Japanは企業価値1100億円、2026年の消費者向け製品投入計画、シリコンバレーと日本に半々に分かれたエンジニアリングチームについて報じた。
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出典
- Third Intelligenceが初のラウンドで80億円の資金調達を実施し、独自AI開発を軸とした「遍在型AGI(汎用人工知能)」の確立へ PR TIMES · prtimes.jp ·
- 東大・松尾豊教授が設立のAIスタートアップ、80億円の資金調達 三菱UFJ銀行などから ITmedia AI+ · itmedia.co.jp ·
- 博報堂DYグループ、松尾豊氏らが率いるAI研究・プロダクト開発企業のThird Intelligenceと 資本業務提携 博報堂DYホールディングス · hakuhodody-holdings.co.jp ·
- 創業1年目で企業価値1100億円、松尾研究所発ベンチャーが目指す「遍在型AGI」 Forbes JAPAN · forbesjapan.com ·