事業内容
GiselleはROUTE06のオープンソースのビジュアルAIアプリビルダーである。ドラッグ&ドロップのノードでワークフローを作成し、GPT、Claude、Geminiのモデルを組み合わせ、進捗を追跡しながら長時間のタスクを実行し、GitHubのイベントでトリガーできる。
賭けの内容
AIオーケストレーションを誰にでも製品化できる。オープンソースのGiselleをProduct Huntでローンチし、グローバルの開発者に、サービスでは決してできなかったことをしてもらう。
始まり
遠藤隆文氏は、EC企業Smarbyの創業やSTRIPE DEPARTMENTのCPO/CMOを務めた経歴を経て、2020年1月に松本仁志氏、重岡正氏とともに東京でROUTE06を創業した。同社は従来のSIerのおよそ2分の1から3分の1のコストでエンタープライズシステムを構築したが、その後サービスのボトルネックに直面した。成長が希少なシニアエンジニアの採用数に依存していたのだ。それが製品化を後押しし、まず要件定義プラットフォームAcsim(2025年4月にプレリリース、2025年7月に一般提供開始、10月時点で約30社の顧客)を、次いでAIアプリビルダーGiselleを生み出した。
起きたこと
ROUTE06によると、Giselleは「非エンジニアが直感的に使えるAIツール」を求める社員の声を受けて生まれ、チームは日常業務で使い始めた。2025年12月29日、同社はApache License 2.0の下でオープンソースとして世界向けにリリースし、あわせてクラウドサービス(Freeは月30 AI分、Proは月額20ドル)と無料のセルフホスティングを提供した。同日、24時間のProduct Huntローンチを実施し、505アップボートと139コメントでその日のProduct of the Dayの2位で終えた。
2026年初頭時点でなお稼働中であり、オープンソースコードとクラウドサービスは稼働しており、API/MCP対応、サンドボックス化、Slack/Google Workspace連携というロードマップが発表されている。
ROUTE06のコンサルティング成長モデルは採用できるシニアエンジニアの数で上限が決まっていたため、ツールが専門知識を担う必要があった。
Apache 2.0でのオープンソース化は、企業のセキュリティや調達上の反対を取り除きつつ、コミュニティからの貢献を招き入れる。
Product Huntでのローンチは、日本のB2B企業に、他に到達手段のなかったグローバル開発者の即時の注目をもたらした。
マルチモデルの組み合わせとGitHubネイティブの自動化が、ビジネスユーザー向けの汎用ノーコードビルダーとGiselleを差別化している。
応用できること
シニア人材がボトルネックなら、専門知識を製品化せよ。買い手がグローバルの開発者なら、オープンソースのローンチがエンタープライズ営業の動きを上回りうる。
その後
2026年1月2日時点で、Giselleは無料のセルフホスト型オープンソースとクラウドサービス(Freeは月30 AI分、Proは月額20ドル)として稼働しており、ローンチ当日を505アップボートと139コメントでProduct of the Dayの2位で終えた。ROUTE06が公表したロードマップには、構築したアプリケーション向けのAPI提供とMCP対応、安全なサンドボックス実行、SlackおよびGoogle Workspace連携、対応言語と地域の拡大、エンタープライズグレードのセキュリティ、高度なマルチエージェント機能が含まれる。その日までに、Giselleに関する資金調達ラウンドや顧客数・導入数の公表はなかった。
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出典
- Giselle正式リリース、ドラッグ&ドロップでAIアプリを構築できるオープンソースプラットフォームが登場 InnovaTopia · innovatopia.jp ·
- ドラッグ&ドロップでAIアプリを構築! 『Giselle』がオープンソースで正式リリース AppBank · appbank.net ·
- Giselle - Build and run AI workflows. Open source. | Product Hunt Launch Dashboard Hunted.space · hunted.space ·
- 日本のSI市場を変革するROUTE06が挑む、誰もが要件定義を作れる未来へ ZDNet Japan · japan.zdnet.com ·