企業の開発ワークフロー全体でAPIを構築、テスト、出荷するためのSaaSプラットフォーム。

APIの発見はコミュニティ主導になるという見立てだ。熱心な開発者コミュニティを育てるパブリッシャーが利用を勝ち取り、Postmanがその層を握る。

2019年にPatrick Woodsが創業したOrbitは、開発者企業がフォーラムやソーシャルチャネルを通じてコミュニティを管理・成長させるのを、インサイト、自動化、エンゲージメント機能で支援するSaaSを構築した。Andreessen Horowitz、Coatue、Heavybitが出資していた。

2024年4月、Postmanの共同創業者兼CEOのAbhinav AsthanaはXで、Postmanが「当社のPublic API Networkを次のレベルへ拡大する」ためにOrbitを非公開の金額で買収したと発表した。計画は、Orbitのコミュニティ機能をネットワークに組み込み、APIパブリッシャーがコミュニティを育て、API利用を増やし、ユーザーから直接フィードバックを得られるようにすることであり、両チームは技術スタックと流通チャネルを共有した。

OrbitのチームはPostmanに加わり、Public API Networkを、Asthanaが「開発者がAPIを見つけ、評価し、デプロイするために最初に頼る場所」と呼び、API構築者にとって成長と流通の主要チャネルとなるものへと作り上げた。

これはPostmanがツールの販売から、発見そのものが製品となるマーケットプレイス的なネットワークの運営へ移行したことを示す。

この買収は2024年の買い手市場の力学を示している。a16zをキャップテーブルに持つ資金調達済みのスタートアップが、資金調達ではなく売却を選んだ。

コミュニティを流通として捉える手法は開発者プラットフォームにとって再現可能なプレイブックであり、ここでは両CEOの述べた理由とともに記録されている。

この資料は、Postmanをその旗艦の一つとして、インドSaaSの世界的台頭の中にこの取引を位置づけている。

プラットフォームの次の層がネットワーク効果であるなら、コミュニティツールは自前で作るのではなく買うべきだ。エンゲージメント機能は模倣しやすいが、熱心なコミュニティは模倣できない。

2024年4月12日の発表時点で、Orbitのチームはそのコミュニティ機能をPostman Public API Networkに統合しているところだった。買収価格は非公開だった。

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出典

  1. Postman Acquires Orbit To Help Developers & Enterprises Easily Deploy APIs Inc42 · inc42.com ·