事業内容
ロケットや列車などの機械を開発する企業に対し、エンドツーエンドのテレメトリスタック(ストレージ、リアルタイム分析、可視化)を販売するロサンゼルスのスタートアップ。
賭け
SpaceXの社内テレメトリソフトウェアこそが同社のハードウェア開発ペースを他社と隔てている要因であるなら、他のハードウェアメーカーはその既製版にお金を払うだろうという賭けだ。
始まり
Austin SpiegelはSpaceXに約5年間在籍し、Starlinkのテレメトリシステムを含む社内ツールを構築した。Karthik Gollapudiは同社に4年間在籍し、Dragonのフライトソフトウェア運用を率いた。2人は、SpaceXの目に見えない社内ソフトウェアがハードウェア成功の中核だと確信し、2022年半ばにSiftを創業した。
起きたこと
Siftのスタックはストレージ、リアルタイム分析、可視化の3本柱で構成される。エンジニアは1つのイベントを中心にセンサーデータを時間軸で揃え、例えば直近100回のエンジン点火を今日の点火と比較できる。機械の挙動に関するルールを事前に組み込むことで、現場のオペレーターは重大な異常が起きたときだけ呼び出され、データは小規模顧客に適するよう安価なオブジェクトストレージに置かれる。2023年11月、同社はRiot Ventures、Fika Ventures、First Resonance、Datum、Duroから750万ドルの調達を発表し、Earthrise Venturesが最初の小切手を切った。
その後
発表時点でSiftにはエンジニアが10名おり、12か月以内に人員を倍増させる計画だった。すでに複数業界で有料顧客を持ち、その中には元SpaceXエンジニアが創業した自律走行電車スタートアップのParallel Systemsも含まれていた。
創業者たちはSpaceXで、社内テレメトリソフトウェアがハードウェア開発の速さを支える隠れた原動力であり、ほとんどの企業はそれを構築できないことを目の当たりにした。
2019年のBoeingのStarliner OFT-1の失敗は、ハードウェアだけでなくソフトウェアと試験慣行がミッションを失敗させ得ることを示した。
安価なオブジェクトストレージにデータを保存することで、Siftは重量級のテレメトリシステムを導入できない小規模ハードウェアチーム向けの価格設定が可能になる。
Siftの顧客にはすでに、元SpaceXエンジニアが創業した別のスタートアップであるParallel Systemsが含まれていた。
応用できること
有名企業の目に見えない社内ツールが製品になり得る。つまり、そのハードウェア開発ペースを可能にした基盤を、それを欠くすべての企業に販売することだ。
その後
2023年11月7日の報道時点で、Siftにはエンジニアが10名おり、今後12か月で人員を倍増させる計画で、複数業界に有料顧客を持っていた。TechCrunchはそれ以上に売上高や顧客数を報じていない。
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出典
- Sift raises $7.5M to build a telemetry stack for the 'digital backbone to the physical world' TechCrunch · techcrunch.com ·