事業内容
サンフランシスコに拠点を置き、世界230以上の都市でレンタル電動自転車と電動キックボードを運営する事業者で、Uberアプリ内でも提供されている
賭けの内容
Uberの流通網を持つ、物理的で都市密度の高いマイクロモビリティ事業は、まだ収益化していなくても公開市場の投資家を獲得できるという見方
調達資本
会社と既存株主による約700万株の売出しで、約1億7400万ドルを調達した
創業の経緯
Limeは2017年に設立され、2021年に初めて上場への意欲を示した。報道によると、パンデミックがマイクロモビリティを直撃したことで、評価額は2019年の24億ドルから2020年には約5億1000万ドルに下落した。競合のBirdは破産保護を申請し、TierとDottは合併した。
何が起きたか
Limeの最大投資家で20%強の株式を保有するUberは、配車アプリにLimeのキックボードを掲載しており、これがLimeの売上の大きな部分を占めている。2025年のLimeは売上高8億8670万ドルに対し、純損失5930万ドルを計上した。Limeの前にUberで働いていたWayne Ting CEOは、最大の成長機会は既存都市での車両増台による密度と信頼性の向上、そしてワールドカップに合わせたメキシコシティでの試験導入のような新都市への展開だと述べている。
結末
Limeは1株25ドルで価格を設定し、27ドルで寄り付き、ナスダック初日の終値は約26ドルだった。IPOXのアナリストは、市場の反応を熱狂的ではなく慎重なものだったと評した。
成立に必要な条件
米国のIPO市場は2026年に勢いを取り戻し、投資家を新規上場へ呼び戻していた
Limeは競合が破産したり合併したりする中で生き残った
Uberのアプリ流通と20%超の出資が売上の大部分を支えている
経営陣は、物理的な交通サービスはAIには置き換えにくいと主張している
応用できる教訓
Limeの上場は長く曲折の多い道の末に実現した。業界の淘汰を生き残った企業が公開市場に到達し得ることを示す一方、純損失が残ることは試練であり続けている。
その後
2026年7月2日時点で、Limeはナスダックに上場し評価額は約17億ドル、依然として損失を計上しており、株価はIPO価格25ドルに対し約26ドルだった。アナリストは市場の反応を熱狂的ではなく慎重なものだったと評した。
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出典
- Uber-backed Lime rides IPO wave to $1.7 billion valuation in Nasdaq debut ETCIO (Reuters) · cio.economictimes.indiatimes.com ·