Delfaは、治験実施施設のために、電話・SMS・チャットを通じて任意の言語で患者の事前スクリーニング、質問への回答、来院予約、登録を行うAI音声エージェントを運用し、結果を施設のCRMやCTMSに書き込む。2025年8月までに50以上の治験で稼働しており、その大半は米国の施設だった。

音声AIエージェントは、治験コストと遅延の3分の1を食う電話のたらい回し型ファネルを置き換えられる。そうなれば登録データが、AIネイティブな治験OSへの足がかりとなる。

Air Street Capitalがリードし、Saras Capitalが参加した380万ドルのシード調達。2025年8月25日に発表。

Tom Farrand(CEO)とGustav Bredell(CTO)は、2024年9月に創業予定者としてEntrepreneurs Firstを通過した。Farrandは、博士号レベルの同僚たちが治験の被験者を集めるために日々電話をかけ続けているというBredellの指摘に何度も立ち返った。受託研究機関(CRO)との約300回の対話を経て、音声AIがアウトリーチを自動化するのに必要な品質の閾値をついに超えたという主張のもと、2025年にDelfaを創業した。

Delfaのエージェントは、医学的な適格性の事前スクリーニング、質問への回答、履歴の収集、来院予約を任意の言語で行い、すべてのやり取りは記録され、20以上のQA指標に対して採点され、医師による監査を受ける。2025年8月までに、施設ネットワークのFlourish、Elevate、Re:Cognitionとともに50以上の治験で稼働していた。Elevateは片頭痛の研究で目標の125%を達成し、数千人分のリクルーターの時間を節約したと報告した。またDelfaは、世界の製薬大手トップ20社のうち2社とのパイロット実施に向けて協議中だった。2025年8月には、AIネイティブなCRMとより深い臨床業務連携を構築するため、Air Street Capitalがリードする380万ドルのシード調達を行った。

登録は治験コストと遅延の3分の1を占めるにもかかわらず、スプレッドシートとコールドコールで運用されている——無視するにはあまりに痛く、人間がうまくやるにはあまりに反復的な手作業のボトルネックである。

音声AIは品質の閾値を超えた。エージェントは任意の言語で適格性の微妙な判断を扱い、すべてのやり取りは記録され、採点され、コンプライアンスのために医師の監査を受ける。

顧客はすぐに成果を実感する。Elevateは片頭痛の研究で目標の125%を達成し、数千人分のリクルーターの時間を節約し、競合するAIスタートアップとの直接対決に勝利した。

初回接触のファネルが、次の製品であるAIネイティブなCRMと治験業務OSのためのデータを生み出し、各会話をコストではなく資産にする。

規制市場で最も壊れたボトルネックを攻める。音声エージェントで初回接触を自動化し、節約できた時間でROIを証明し、記録されたすべてのやり取りをシステム・オブ・レコードに変える。

2026年9月2日時点で、Delfaは稼働を続ける初期段階の企業である。確認した資料には、2025年8月のシード調達以降の公表された追加ラウンドやイグジットは見当たらず、調達資金はCRM、臨床業務連携、エンジニア採用に充てられる。その野心は、リクルートから、施設選定、治験立ち上げ、患者維持に及ぶAIネイティブなオペレーティングシステムへと移行し、製薬企業に直接販売することにある。注視すべき点は、音声エージェントが適応症や規制管轄をまたいで耐えうることを証明すること、そして施設ネットワークでの勝利を、Salesforce、HubSpot、Medidata、Veevaがカバーしていないシステム・オブ・レコードへと変えることである。

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出典

  1. The Startup Speeding Up Clinical Trials With Voice AI Upstarts Media (Alex Konrad) · upstartsmedia.com ·
  2. Our investment in Delfa to fix clinical trials Air Street Capital · press.airstreet.com ·
  3. Founded & Funded: 2025-Q3 Portfolio News Entrepreneurs First · joinef.com ·