事業内容
Mathpressoは、学生が問題を撮影するとステップごとの解答を受け取れるAI学習アプリ「QANDA」を運営している。加えて、B2B向けの個別指導(QANDA Tutor)と教育特化型LLM(MathGPT、Poly)も手がける。
賭けの内容
学生が宿題の問題を撮影して即座にAIの解答を得るようになること、そして教育特化型LLMが数学において汎用モデルを上回るという賭けだった。
初期資本
2023年9月時点の総調達額は約1億3000万ドルで、KTからの800万ドル(100億ウォン)のラウンドを含む。過去の出資者にはGoogle、GGV Capital、Goodwater Capital、SoftBank Ventures Asia、Legend Capital、Mirae Asset Investmentが名を連ねる。
始まり
Mathpressoは2015年にRay LeeとJake Leeによってソウルで設立され、当初は一流大学のチューターによる1対1のQ&AサービスとしてQANDAを構築した。2017年、チームはAIベースのOCR検索を追加し、これがK-12の学生の間で指数関数的な成長を促した。
何が起きたか
QANDAは2023年9月までに登録ユーザー8000万人以上(2025年3月までに9800万人以上)に成長し、1日あたり約1000万枚の写真がアップロードされ、ユーザーの87%が韓国外だった。MathpressoはGoogle、GGV、Goodwater、SoftBank Ventures Asia、KTなどから約1億3000万ドルを調達し、2023年からは教育特化型AIを推進した。すなわち、Polyチャットボット、2024年1月に同社が数学ベンチマークでMicrosoftのモデルを上回ったと述べたMathGPTモデル、そして米国の大学受験対策ツールCramifyである。
現在も運営・拡大を続けており、Mathpressoは米国市場を狙い、QANDA Tutorと教育LLMを構築し、売上構成はおおよそ韓国60%/グローバル40%と報告している。IPOやイグジットは発表されていない。
宿題の問題を撮影することはすでに学生の習慣だった(彼らはチューターに写真を送っていた)ため、OCRとAIの組み合わせは、ユーザーに行動の変更を求めるのではなく、その行動をそのままスマートフォン上に移し替えた。
写真ベースのフローは防御可能なデータの堀を生み出した。2023年までに60億件以上の解答検索、2025年までに71億件以上の学習データポイントが蓄積され、これが教育特化型LLMに供給された。
1対1の個別指導の価格がアンカーとなったことで、フリーミアムアプリは劇的に安く感じられ、一方でプレミアムサブスクリプション(日本では月額約1,400円)が利便性を収益化した。
ドメイン特化型の数学モデルは、汎用LLMのハルシネーション問題に対抗する形で位置づけられた。すなわち、教室では規模だけではなく教育特化型の学習データが勝つという主張である。
応用できること
既存の習慣を新しい技術に向けること。学生はすでにチューターのために問題を撮影していたため、OCRとAIの組み合わせによってスマートフォンがチューターとなり、蓄積されたデータがドメイン特化型LLMを正当化した。
その後
2026年9月時点で、MathpressoはITmediaの2025年3月の報道によれば、50カ国以上でQANDAを運営し続けており、登録ユーザーは9800万人を超えている。同社は米国で拡大し、教育特化型LLMに投資し、第2のビジネスモデルとしてQANDA Tutorを成長させている。イグジットやIPOは発表されていない。
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出典
- Google-backed Edtech Company Mathpresso Secures Strategic Investment from Telecom Giant KT The Korea Herald / PRNewswire · koreaherald.com ·
- Googleが“韓国で唯一”投資 学習アプリ「QANDA」運営元Mathpressoの実力 ITmedia Business · itmedia.co.jp ·