事業内容
ワシントン州バンクーバーに拠点を置くスタジオで、絶版となった1990年代のPC・コンソールゲームを再出版・リマスターし、System Shockをリメイクした。
賭けの内容
IPの帰属が宙に浮いたままのカルト的なPC名作を、現代のコンピューター向けに合法的に再リリースでき、さらなる作品の資金を賄えるほど売れるという見立て。
創業資金
創業時は友人・家族からの借入金。System ShockのリメイクはKickstarterで資金調達した(GeekWireによる)。
始まりの経緯
2012年、Stephen Kickはキャラクターアーティストの仕事を燃え尽きから辞め、ラテンアメリカを旅した。グアテマラでSystem Shock 2をインストールも合法的に購入もできず、絶版でありGood Old Gamingで最も要望の多い作品だと知り、権利を保有する保険会社の弁護士にメールを送った。ゲームをデジタルで再リリースすることを提案し、友人や家族から借りた資金で、Alixとともに2012年11月にNightdiveを共同創業した。
起きたこと
Nightdiveは2013年のバレンタインデーにSystem Shock 2を再出版し、すぐに好調に売れてKickはさらなる絶版タイトルを探す資金を得た。それ以来、Quake、Forsaken、Doom 64、The 7th Guestなど、少なくとも100本の放棄されたソフトウェアを復活させたとKickは語る。
結末
2023年5月、Nightdiveは7年の取り組みを経て、Kickstarterで資金調達したSystem Shockのリメイクをリリースした。Kickは現在、ゲーム保存に専念していると語る。
Looking Glassが2000年に倒産した後、System Shock 2の権利はElectronic Artsと保険会社の間で行き詰まり、どちらのゲームも販売されていなかった。
Kickは需要を見ていた。System Shock 2はGood Old Gamingのユーザーによる要望が単独で最も多かった。
保険会社はEAの商標が失効するのに合わせてSystem Shockの商標を確保する必要があったため、Kickの商業的な再リリースは双方にとって都合が良かった。
応用できる教訓
価値は、誰も収益化していない資産の中に眠り得る。勝ち筋は権利のもつれを解き、製品を合法的に買いやすくすることにある。
その後
2023年8月6日時点で、KickはSystem Shockのリメイクのパッチを配信中であり、Kickstarterで約束したプレイヤーキャラクターの性別選択などの機能も含まれている。またレトロなプロジェクトを探し続けている。NightdiveによるNo One Lives Foreverの権利整理は、彼の言葉によれば権利者に関心を持ってもらえるかどうかにかかっている。創業に関する記述はKick自身によるものだ。
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出典
- How an indie studio in Washington state helped revive the 1994 hit 'System Shock' GeekWire · geekwire.com ·