短距離トラック輸送向けのAI配車エージェント。車両の既存ERPに接続し、ルート、ドライバーの変更、例外をリアルタイムで継続的に再最適化する。

短距離輸送の計画は人間には複雑すぎるという賭け。既存ERP上で動作するAIエージェントが、まず廃棄物分野から始めて手作業の配車を代替し、物流のオペレーティングレイヤーになれるというもの。

オックスフォードで知り合ったGeorge Postlethwaite(Deliverooの初期社員で、電子廃棄物リサイクル業者向けERP「Gaea」を構築した人物)とFred Fooksは、2022年10月、廃棄物事業者向けのERPおよび在庫管理ソフトウェアの開発を開始した。きっかけは、毎朝デポで計画担当者が手作業でジョブをルートにドラッグしている光景を見たことだった。この事業で15万ドルの売上を生み出した。

そこから二つの教訓が得られた。大規模事業者はERPを移行しようとしないこと、そしてUIを良くしても本当の問題——大規模な手作業の意思決定——は解決しないことだ。2025年1月、彼らはDayjobへと転換し、既存ERPを置き換えるのではなく、その上にAI配車エージェントを重ねる方式にした。販売は2025年8月に開始。ローンチ時点のARRは49万6000ドルで、7か月以内に65万3000ドルまで成長した。廃棄物管理分野の顧客は初日から8%以上の効率改善と、顧客の時間枠に対する達成率50%向上を報告している。ある顧客は初年度で80万ポンドの収益増を挙げたと述べた。Dayjobはロンドンの5人チームとしてYCのSpring 2026バッチに参加した。

現在も稼働中。Dayjobは英国の廃棄物車両から米国の短距離輸送市場へと拡大しており、2026年後半には運用ワークフロー全体をカバーする3つの追加エージェントを投入する計画だ。

ルート計画は機能の問題に見えるが、実際には意思決定のボトルネックである。人間は数百の生きた制約を継続的に再最適化することはできず、計画担当者は約18か月で燃え尽きる。

廃棄物は意図的に選んだ楔(くさび)だった。変動性が高く規制が厳しいため最も難しい計画環境であり、そこで成功すればエージェントが汎用化できる証明になる。

既存ERPの上に重ねることで導入の障壁を取り除いた——事業者は移行を拒否していた——ことで、Dayjobは置き換え型の販売から成果型の販売へと変わった。

既存事業者のインストールベースと戦わないこと。事業者はERPを移行しようとしなかったため、Dayjobはエージェントをその上に重ね、置き換えシステムではなく成果——常に最新の状態に保たれる計画——を売った。

2026年9月時点で、DayjobはY CombinatorのSpring 2026バッチの支援を受けるロンドンの5人チームとして活動を続けている。英国の車両で稼働中であり、米国の短距離輸送市場で展開を開始している。初回販売から7か月以内にARR 65万3000ドルを報告している。同社は価格設定、予約、その他の運用ワークフローをカバーする3つの追加エージェントを計画しており、輸送業務をリアルタイムで運営するレイヤーになることを成功と位置づけている。

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出典

  1. Dayjob: AI Agents for Industrial Logistics (Launch YC) Y Combinator · ycombinator.com
  2. Dayjob: AI Scheduling for Short Haul Trucks Y Combinator (company page) · ycombinator.com
  3. YC-Backed Dayjob Launches AI Agent for Waste Transport Scheduling Founderland · founderland.ai ·